米ロ対立が先鋭化、世界的な株価下押し材料の見方浮上
米ロ対立が先鋭化、世界的な株価下押し材料の見方浮上
[引用元:Yahoo[経済総合(ロイター)]]
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8月27日17時14分配信ロイター[東京 27日 ロイター] 27日の東京市場は、日経平均が小幅続落する一方、前日に大きく上昇した国債先物が反落した。全般に明確な方向感の見えない展開で、株・円債・外為ともに出来高の伴わない低調な相場だった。重苦しい雰囲気が覆うマーケットの背景に、新たな冷戦とも思わせる米国など西側諸国とロシアの対立先鋭化があるとの指摘が、市場の一部で浮上している。米ロの対立がさらに深まれば、世界経済への打撃を材料にグローバルに株価が圧迫されるとの指摘が出ている。。CTAが国債先物売り。この日の円債市場は、国債先物を中心に売りが優勢となった。国債先物9月限は、前日比41銭安の138円08銭まで水準を切り下げて取引を終えた。複数の市場筋によるとCTA(商品投資顧問業者)の売りが目立っていたという。10年最長期国債利回りは前日比0.025%上昇して1.440%になったが「先物主導で現物の取引は閑散だった」(邦銀関係者)という。投資家は総じて様子見ムードとなった。金融機関は9月決算末の着地を踏まえると、水準的に売りたいタイミングではあるが「投資家は債券の含み損が減少、または含み益が発生していると見られ、売り急ぐ動きは少ない。売ったとしてもすぐに買わないといけない。益出しは10月の期初に入ってからになるのではないか」(三菱UFJ証券・シニア債券ストラテジストの長谷川治美氏)との声が出ていた。。株売りのピーク、これからとの声。株式市場では、ドル/円が円高に振れたことを嫌気して自動車、ハイテクなどに売りが先行。「海外勢が見送り姿勢を継続する中、個人やファンドによる小口の処分売りが上値を抑えた。ただ、日本市場は相対的に安全との見方が広がり、海外勢が下値を売りたたく動きはみられなくなっている」(準大手証券エクイティ部)という。グローバルな景気減速を反映して原油、金属などの国際商品市況が下落。大和住銀投信投資顧問・チーフストラテジストの門司総一郎氏は「株式市場は世界的に調整が長引いている。海外投資家は日本株を買わないのではなく、金融不安と景気後退の鮮明化を嫌気してリスク許容度が急速に低下し、株式全般を買い控えているのが実情。半面、センチメントが冷えているにもかかわらずセリング・クライマックスはまだこれからとみている。時期としては、9月中旬から本格化する米金融機関の決算期ではないか」と述べる。。米ロ対立で、ロシア株から資金逃避。こうした中で、世界的な株価の弱さの背景に、米国とロシアの対立があるとの声が出ている。いちよし証券・投資情報部チーフストラテジストの高橋正信氏は「国際通貨基金(IMF)の景気見通し引き下げで景気の不透明感が強まっているうえに、グルジアをめぐるロシアの強硬姿勢が世界景気のシナリオを狂わせかねず、海外投資家は様子見姿勢を強めている」と分析する。ある外資系証券の関係者も「米ロの対立が、世界的な株価の重しとして働いていることは間違いない。米国とロシアの対立がさらに深刻化し、経済制裁という段階になると、今は静観している市場参加者がさらに株を売って、一段と株価が下がるリスクがある」と懸念する。東海東京証券・チーフエコノミストの斎藤満氏は、すでにロシア株が大幅に下げていることを挙げ「さしあたり、ロシア側に資本流出という現象が起きて打撃を受けた格好だ」と話す。ロシア株式市場では、RTRS指数が7月1日の2305から今月26日には1547まで2カ月足らずで約32%下落した。特にロシアがグルジアと軍事衝突してからは、下げ幅が大きくなっていた。外為市場でも、ロシアルーブルは、7月初めの1ドル=23.50ルーブル付近から27日の東京市場の取引時間に24.62ルーブル近辺に下落している。市場関係者によると、ロシアの株式市場などからの海外資金の流出を背景に、ルーブルにも下落圧力がかかっているという。。米ロ対立が資源高を再燃させるリスク。東海東京証券の斎藤氏は、米ロの対立が深刻化すれば、ロシアからの石油や天然ガスなどの西側諸国への供給に支障が出て「資源価格が再び上昇基調になり、それが世界経済のマイナス材料となって、世界的な株安要因になることも予想される」と予測する。別の外資系証券の関係者も「米ロ関係の悪化やハリケーンなどを材料に原油価格は再度上昇の兆しをみせている。原油高は今後の市場のかく乱要因になりかねない」と懸念している。さらに「ロシア政府への警戒感が強まれば直接投資も引いてしまう。ロシアや中国の景気が悪化すれば、新興国経済による世界景気の下支えに期待できなくなる。海外勢は9月までに稼げなければその後の収益チャンスは乏しいとみており、今後はヘッジ売り圧力もかかりそうだ」と指摘している。三菱UFJ証券・チーフエコノミストの水野和夫氏は「米国とロシアの関係は、表面上の対立だけでは理解できない相互依存の関係にある。したがって対立がこのままエスカレートする可能性は低い」としながらも、もし、対立がさらに先鋭化した場合は「ロシアの資金が米国債や米住宅金融機関(GSE)の債券をかなり買っており、これを売却した場合に米市場に大きな混乱が生じる」と述べる。その上で「米株式市場は1995年以降、海外からの資金流入で株価を上げてきた。1994年までの米株の時価総額は対GDP(国内総生産)比0.49倍程度だったが、95年─07年の平均で1.4倍に跳ね上がった。米ロの対立の影響で米証券市場への資金流入が細れば、株価も下げ圧力を受けるだろう」とみている。(ロイター日本語ニュース 田巻 一彦;編集 石田仁志)最終更新:8月27日17時14分ソーシャルへ投稿 0件:(ソーシャルとは)主なニュースサイトで国債の記事を読むみんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。現在 JavaScriptが無効 に設定されています。ニュースのレーティング機能をお楽しみいただくには、JavaScriptの設定を有効 に変更してください。JavaScriptの設定を変更する方法はこちら。みんなの感想(話題ランキング)現在 JavaScriptが無効 に設定されています。ニュースの機能をお楽しみいただくには、JavaScriptの設定を有効 に変更してください。JavaScriptの設定を変更する方法はこちら。話題の言葉:新高値更新銘柄、サントリー、日経平均小幅続落、オフィスレット、月見バーガー前の記事:静岡県内のメーカー、東海地震に備え続々と九州へ避難(MONEYzine) - 17時15分次の記事:韓国の現代重工業、大宇造船海洋の過半数株の買収趣意書を提出(ロイター) - 16時52分
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